日本には実親のもとで育つことができない子どもが約45000人おり、京都市では現在400名の児童が社会的養護のもとに暮らしています。
里親家庭が預かる(委託を受ける)子どもは、児童相談所が里親家庭で養育することが必要と認めた原則0歳~18歳の子どもです。大学等に進学するなど継続的な養育が必要な場合、必要に応じて20歳まで延長されることもあります。
養育期間は、児童相談所が子どもの年齢や状況等に応じて決定し、数日、数週間から10数年までと様々です。
なお、実親のもとで暮らせない子どものうち里親委託を行っている割合は、都道府県市によって非常に大きな差が見られ、京都市はきわめて低い率にとどまっています。
里親になるために特別な資格は要りません。
1.心身ともに健全であること
2.子どもの養育についての理解や熱意と愛情を持っていること
3.経済的に困窮していないこと
4.子どもの養育に関し、虐待などの問題がないこと
5.世帯や同居人に、虐待などの欠格事由の該当者がいないこと
子どもは特定の大人との愛着関係のもとで養育されることにより自己肯定感を育むとともに信頼感を獲得することができます。里親家庭で家庭生活を体験することでこれを得て、人との適切な関係を学ぶことができます。また、 身近な地域社会の中で 必要な社会性を養うとともに、より豊かな生活経験を得てさまざまな生活技術を獲得することができます。
ぜひ、里親家庭になることをご検討ください。